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発症の八章(一)

どうも、ゆうじです。今回から、断続的になるかもしれませんが、発症のことを8回シリーズで書こうかと思います。

渡米してから半年ほどたった時に、イチはType 1 Diabetesを発症しました。

それから遡ること、2ヶ月ほど。ある時、ふと、イチがやたらと水を飲むことに気がつきました。ウォーターサーバーを使い始めた時期と重なるので、自分で水を汲むのが楽しくて、無駄に飲んでいるのではないか、と疑い、叱ったりもしました(後に猛省しました)。

しかし、水を飲む頻度は減るどころか、増えていきました。夜中にも起きて水を飲みたがるので、枕元にボトルを置く必要があったほど。当然、トイレの回数も増えました。

実は、その頃、Check-upと風邪で、2度、違う病院に掛かっています。そして、水を凄くたくさん飲むが、大丈夫か?という質問を先生にしました。

2人の先生(一人は日本人、もう一人はアメリカ人)は、どちらも「LAは乾燥しているので、水を飲むことは良いこと」という反応でした。

そうなのか、と思って、特段何も行動をとりませんでしたが、それから1ヶ月ほど経つと、ぐったりと疲れた様子を見せるようになり、Urgent Careに連れて行って、尿検査をしたことから、T1Dと発覚した次第ですが、この経緯は次回に詳しくお伝えするとして、今回は医者の誤診(あえてそう言います)について。

発覚後は、相談したときに、適切に対処していれば、もっと早くT1Dと分かったのに、このヤブ医者が!と恨みましたが、後に考え直す機会がありました。

数ヶ月前、子供達のチェックアップで、新たな日本人医師に診て頂いたときに、この時の経緯を話すと、「私が見ていたとしても、同じように言ったと思う。もし同じ訴えで2回目に病院に来たら、精密検査を勧めますけど。それくらい診察は難しいんです」という言っていました。

異常なまでに水を飲むことは、典型的なT1Dの兆候であり、血糖値はごく単純な器具で薬局でも売っているような測定器で測れるのだから、難しいわけないだろ、と反射的には思ったのですが、よくよく考えると、「難しい」というのは、医学的な難しさではなく、オペレーション上の難しさなのかもしれません。

つまり、病院には、様々な症状を訴える子供がやってきて、その大半は大事に至ることないわけで、そんな中で、重篤な症状を示しているわけでもないのに、発生頻度という観点では極めてレアなT1Dを疑って、検査を行うということは、そう簡単ではないということです。

ある症状から疑われる病気はたくさんあるわけで、それを逐一調べて、判別するのはそもそも不可能。自然と、頻度の高いもの(例えばインフルエンザ)や、重篤な症状(例えば意識が朦朧としている)にフォーカスし、それ以外は「流す」ことになるのも、理解できます。そうでなければ、現場は回らないわけです。

ということで、この体験を通じてワタクシの得た教訓は2つ。

  1. 医者は専門家ではあるが、万能ではないし、限られた時間とリソースを使って診察している。従い、その判断を盲信するのは、危険な場合もある。自らと家族を守るためには、自ら調べ、考え、行動する姿勢が大事。
  2. 水をやたらと飲むのは、T1Dの可能性ありということは、知っていて損はないので、広めようと思う(このブログを書いているのも、その活動の一つです)。

T1Dは苦労も多いですが、世の中の、これまで考えたこともなかった側面について、学ぶ機会にもなります。

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