どうも、ゆうじです。
T1Dの方やその保護者によく聞く質問でもあるのですが、グルカゴンの注射、実際にやったことありますか?
イチは幸い、意識を失うほどの重度な低血糖になったことはまだないので、使わずに済んでいますが、もしなったとしたら、冷静にグルカゴン注射ができるだろうかと不安になります。
なんせ、手元にあるアメリカで処方されたグルカゴンは、「粉末の入った小瓶」と「液体の入ったシリンジ」から構成され、小瓶にシリンジから液体を注入し、グルカゴンを作成した上で、それをシリンジで吸い上げて、筋肉注射、という複雑さです。
意識を失っている患者を前にしたら、普通、ショックや恐怖で手が震えてこんな手わざはできないのでは、と思ってしまいます。
そんな不安を拭ってくれる情報を、先日UCLAのスタッフから仕入れたので、頭出しさせていただきますね。
それは、「鼻の中にスプレーするタイプ(つまり点鼻薬式の)のグルカゴンが発売された」という話。Lilly社が販売するbaqsimiという商品です。日本語でいうと「バクシミ」かな。

ちょっと調べたらこれが当局(FDA)の承認を受けたことは、日本でもニュースになっていましたね。
パンフレットによれば、使い方は至って簡単。ケースから本体を出して、細くなった棒状の部分を鼻にいれ、プシュッと本体の端を押し込むだけ。これで必要量のグルカゴンが細かなパウダーの形で、鼻の中に放出され、あとは体に吸収されるのを待つだけです。

これなら注射に比べれば相当に難易度が低いはず。それに4歳から利用できるので、イチでも使えます。
まだ発売したばかりなので、保険会社側の準備ができておらず、保険でカバーされないケースが多いとのこと。そのため、メーカーで年内限定の割引クーポンを出しているそうです。うちでも、近々、処方箋を依頼してみたいと思います。そして購入しても、その使用結果については、お伝えする機会がないことを祈ります!
日本は未承認・未発売ですが、グルカゴン業界(?)に画期的な変革をもたらす商品だけに、今後、日本や他の外国にも広まっていくでしょう。
オフィシャルサイトはこちら。
(ワタクシ、医療関係者ではありませんので、本情報はその前提で読んでくださいね!)