日本語翻訳版も発行された、ミシェル・オバマ前大統領夫人の自伝「BECOMING 」を読みました。その中で、ミシェルさんは長女のMaliaさんが持病の喘息の定期検診の時に担当医から
「食生活を見直して改善しなければ2型糖尿病と高血圧になるリスクがある」と言われてハッとする場面があります。バラク氏の選挙活動と自身の仕事で忙しくしていた頃には二人の娘さんと三人だけの食事は外食やテイクアウトの機会は増えたし、学校のランチに持たせるのはランチャブルとカプリサン…
ここで出てくる「ランチャブル」とはこちら

のような、クラッカー、チーズ、サラミなんかがパックされている、食事というよりか「おつまみ?」

トータルカーボは22g…かあ。タンパク質多めで悪くないかも?いや、野菜が無い…
カプリサンは

ジュースです。フルーツにもよりますが概ね15g。
これ、意外と現実にあるのです。ランチにランチャブルやジュースを持ってくるお子さん。
うちの子が土曜日に通っている日本語補習校では、昼食時以外に何かを食べることは禁止だし(フルーツ以外の甘いものをお弁当に入れるのも禁止)、持参して良い飲み物は水かお茶!と、日本の常識に従っています。
それが当たり前で育ってきた我々にはアメリカの子ども達のこの食生活は結構ショッキングですよね。「郷に入っては郷に従え」とは言いますが、見習ってはいけないこともあるのです。
その後、ミシェルさんは自宅に来て健康的な食事を作ってくれる人に依頼するなどして子ども達の食生活の改善をはかっていったのです。
バラク・オバマ氏の大統領就任以降、ミシェルさんはアメリカ合衆国全体の食育活動をしたり、ホワイトハウスの敷地内に菜園を作ったりしたとのこと。
その活動の前後では2型糖尿病患者数が減るどころか増えており、ミシェルさんの活動の効果は無かった!などと言う人もいるようですが、その活動が無ければもっと増えていたのでは?と考える方が常識的ではないでしょうか。
そして、大統領が交代し、学校などの食育活動は後退して糖分や塩分の制限が緩くなったというから、この国の将来は...と心配にもなります。
そこで、私が何を言いたいかというと、子ども達の食事による健康をコントロールしているのは私たち親だという認識を忘れないことが大事だということにあらためて気付いた、ということです。特にアメリカにいると、「みんなが食べてるから」...と感覚が麻痺してしまうところが怖いのです。
「あんなに恐ろしく甘いものが特大サイズで!!身体に良いわけがない!」
というようなものは「食べない」か「食べるとしても全部食べない」
そして、「なるべくヘルシーなものを選ぶ」
ということを家庭で教えておかないと、悪い誘惑だらけのアメリカでは簡単に2型糖尿病予備軍になってしまいます。

ちなみにこちらは午前中のスナックタイムのカフェテリア・メニューです。
家から持参する子が多いですが、持ってこない子はカフェテリアを利用します。もしイチが食べたら何ユニット必要だろう...
日本にいた頃、上の子がたまにお世話になった保育園での一時預かりサービスで提供されたおやつは手作りの「おいも団子」や麦茶だった記憶があります。給食の栄養バランスは言わずもがな。日本の食習慣の素晴らしさを痛感しています。