NIGHTSCOUTというプロジェクトがあります。
簡単にいうと、CGMの血糖値データを専用端末や専用アプリだけでなく、インターネットに接続したPCやスマートフォンから、リアルタイムで見れるようにするツールを開発しています。
具体的には、血糖値モニター用に自分だけのWebサイトを構築する→そのサイトにアクセスして、CGMの数字の推移やインスリン・カーボの履歴が見れる、という仕組みです。
短い紹介動画があったので、どうぞ。
このプロジェクトのすごいところは、T1Dの患者やその家族が開発したというところ。しかも営利目的ではないので、諸々のツール自体は無料です。
医者や医療機器メーカーから提供されるものを、待ち続けるのではなく、必要なものは自分たちで作ってしまえという精神。だからキャッチコピーは#WeAreNotWaiting(私たちは待たない)。この姿勢には勇気付けられますし、ITエンジニアとかプログラマーとかのスキルセットが羨ましくなります。
イチはLOOPという、これまたT1D関係者自らが開発した、クローズドループ(CGMとインスリンポンプが会話して、血糖値に応じてインスリン量を増減させる仕組み)を使っているのですが、これを利用するにあたって、Nightscoutを使い始めました。
DexcomにはDexcom Shareというアプリがあって、スマホで血糖値の推移をリアルタイムで確認できますが、インスリンポンプとは独立しているので、カーボやインスリン量(ベーザル・ボーラス)は見れませんし、パソコンでは使えません。
Nightscoutなら、それらをまとめて専用Webサイトに表示でき、どのPC・スマホからでもアクセスできるので、遠隔でイチをモニターするのに非常に重宝しています。さらに以前に紹介したように、Nightscoutとスマートウオッチを連携させることもできます。
サイトの構築は普段からインターネットやPCを触っている人なら、さほど難しくはありません。このような案内サイト(英語)もあります。
https://github.com/SpikeApp/Spike/wiki/Spike-Follower-Mode
でも如何せん英語なので、そのうちわかりやすい日本語解説を作ることで、私もプロジェクトに貢献したいなあと思い始めています。