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さよなら未来?ポンプとCGMのダウングレード②

米国仕様から帰国後の治療体制への移行していくべく、メドトロニックのポンプ(ミニメド640g)へ切り替えることとなりました。

このポンプの優秀さを全く否定するつもりはなく、人によって好みや使い勝手はことなるので、あくまで私見と前置きししますが、イチが使い慣れていたパッチ型のOmnipodと比べると、やはり不便だなと思います。

1)何よりチューブがないので邪魔にならない。

2)そのままお風呂にはいれるし、激しい運動もOK。

3)取り換えの手技が非常に簡単。とくに挿入は、ポンプ自体を肌に直接貼り付けて、専用端末からの操作で、自動的になされる仕組みなので、まずもって失敗がなく秀逸。

今回病院でメドトロニック関係者の方からお聞きした話によると、Omnipodをとある大手医薬メーカーが日本に持ってこようとしたものの、使い捨てタイプが日本の保険になじまず、断念したということ。

現状のポンプは本体を長期間レンタルし、そのレンタル収入で診療報酬を得る建付けになっているので、使い捨て品だとうまくワークしない、というのです。

日本初で唯一の選択肢であるメディセーフウィズの本体が6か月交換となっているのは、同じ理由なのかもしれません。テルモ様ほどの技術があれば、Omnipodのように使い捨てにできるはず。

しかし、制度のせいで患者の選択肢が狭くなる。これはちょっと納得できません。根治はまだ先の未来になりますが、注射よりも、従来型ポンプよりもQOLが高まり、治療効果も高い(と私は信じる)医療機器は、既に存在し、北米やヨーロッパなどで広く普及しているのです。

Omnipodよりさらに広く世界で普及しているCGMのDexcomについても、日本では最新のG6から2世代遅れのG4に甘んじていますが、これもBluetoothを使った医療器具の利用を岩盤規制が阻んでいるという話を聞いた覚えがあります。

根治のための研究開発への募金は盛んですが、こうした制度や規制を変えようという動きはあまり見えてきません。日本人はお上に従順だから、あきらめているのか、そもそも情報が無くて他国との違いが認知されていないのか?

まだよくわかりませんが、ほかの人がやらないなら、自分自身でそういう動きを起こしていきたいと思う次第です。

 

 

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